2010年5月3日月曜日

小松、春の恵み


7月、表参道ヒルズのギャラリーで開催予定の器の個展にむかって、いよいよ石川県と東京を行き来する生活がスタートしました。

小松の陶房のまわりは、どこもかしこも春満開。

タラの芽、ふき、タケノコ、ヨモギ、つくし……

景色は美しく、そして、自然の食材の宝庫です。



いったん東京へ帰る日に、タケノコとタラの芽をいただきました。

東京の家に着いてから、すぐにタケノコを茹でました。

この日の夕食は、タケノコごはん、タケノコとタラの芽の天ぷら、タケノコのサラダ。
翌日は、タケノコのパスタ、タケノコとしらたきのきんぴら、タケノコのチーズ春巻き。
シイタケや肉、ピーマンも入った具だくさんの春巻きは、20本も作り、母と娘たちとともにおいしくいただきました。

小松の春の感謝です。
春祭りの、笛と太鼓の音が聞こえてきて、何とも懐かしく、心が嬉しく癒されました。





タラの芽は、木の枝の先にできることをご存じでしたか?
私は、タラの芽というものは、ふきのとうのように土から芽が出てくると思っていたので、知ったときはびっくりいたしました。
一本の枝の先にひとつだけしかできないタラの芽。
だから、自然の木からできるタラの芽は、すべてを摘んではならないのです。
ちゃんと葉になる芽も残して、来年に繋ぐ。
そんな自然のルールを守りながら、私たちはおいしいものをいただくのですね。